川越祭りの山車の曳行役務



 

山車を曳くにも、いろいろな役割があります。

 

 

 

 

宰領:

山車曳行の総責任者。頭と協議し曳行方針の決定を行う。扇子を持ち拍子木は持たないのが基本であるが、必要であれば拍子木も可。

 

副宰領:

宰領を補佐する。

 

鳶頭:

山車の操作の責任者です。

 

先触れ:

宰領の指示で動き、その傍に常にいる。使者として渉りを行う。渡りに出ていて不在の時の為に、予備の先触を用意。

 

露払い:

昼間から提灯を持ち金棒を持つ。周囲に「周囲に信綱の山車が参ります」と声を出して、観光客や周囲に知らせる。

 

綱先:

常に綱の先端を持ち、綱内に観光客が入らないように注意を払う。昼は金棒、夜は「綱先」の提灯を持つ。綱の幅を調整するのもこの仕事。

 

高張り提灯:

高張り提灯を高く上げることで目印とする。どこの町内かを周囲に告知し、曳っかわせの時や右左折時、子供達が集まる目印にもなる。高張りに集合。

 

警護:

昼間から警護の提灯を持つこと。山車周囲の職方活動域の確保が重要な役目。尚、観光客を押してはならない。「すみません!あと一歩後ろにご協力お願 いします」など見物人にも礼を尽くし、トラブルを起こさないように。

 

曳き手:

「そーれ」の掛け声とともに、山車を曳きます。

 

手古舞:

山車の曳航に華を添えます。

 

 

 

信綱會では主に、川越祭りでこれらの役割を担います。